冬のクマといえば、冬眠している印象が強いのではないでしょうか。
ジャイアントパンダはクマ科の動物ですが、果たして冬眠はするのでしょうか?
そもそもの冬眠の意味や、ほかのクマのケースをあわせて見てみましょう。
パンダは冬眠しない
パンダって冬眠するのかな?
パンダは冬眠しないよ。
パンダはクマ科の動物ですが、冬眠することはありません。
そもそも冬眠は、食べ物が満足に得られなくなる冬を乗り越えるために、事前に栄養を蓄えてから不活発になる現象です。
パンダの主食である竹や笹は冬に枯れることがないため、1年を通じて食べることが可能です。
そのため、パンダは冬眠する必要がなく、冬でも行動しています。
また、パンダは竹や笹からほとんど栄養を摂取できないので、冬眠に必要なカロリーを蓄えておくことは不可能です。
パンダは冬でも行動しているのか~。
冬のパンダは活発
冬眠しないなら、冬に何をしているの?
冬のパンダは活発になるよ。
野生のパンダが生息しているのは、中国の山岳地帯。
標高が高く、寒冷な地域です。
そのため、パンダは暑さに弱く、寒さに強いといわれています。
冬のパンダは夏以上に活発で、食事の時間が長くなったり、雪が降ったら遊んだりと、元気な姿が見られます。
ほかの季節と比べて起きているパンダを見られる可能性が高いので、あえて冬の動物園に足を運んでみてはいかがでしょうか。
パンダは冬の方が元気なんだね。
冬眠しないクマは多い
パンダ以外に冬眠しないクマはいるの?
冬眠しないクマ科の動物は、たくさんいるよ。
冬眠するイメージが強いクマですが、実はジャイアントパンダ以外にも冬眠しないクマはたくさんいます。
日本に生息しているヒグマとツキノワグマが冬眠するため、クマといえば冬眠という印象が根強いのかもしれません。
クマ科に属する動物は、全部で8種類います。
・ヒグマ
・ツキノワグマ
・ホッキョクグマ
・アメリカグマ
・ナマケグマ
・マレーグマ
・メガネグマ
・ジャイアントパンダ
このうち、冬眠するのはヒグマ、ツキノワグマ、ホッキョクグマ、アメリカグマの4種類です。
ホッキョクグマは、冬眠中も一か所に留まらず移動を続けることから、「歩く冬眠」と呼ばれています。
ナマケグマ、マレーグマ、メガネグマ、ジャイアントパンダは1年を通じて食べ物に困らないため、冬眠しません。
冬眠しないクマは珍しくないんだね。
まとめ
・パンダは冬眠しない
・竹や笹は1年を通じて食べられる
・冬のパンダは夏以上に活発
・冬眠しないクマは多い
食べ物に困らないから、冬眠する必要がないよ。