日本パンダ保護協会の名誉会長、黒柳徹子さん。
動物写真家として活動する、岩合光昭さん。
2人のパンダ通による対談を収録した、フォトエッセイを紹介します。
概要
タイトル | パンダ通 |
価格 | 814円(税込) |
発売日 | 2007年10月12日 |
著者 | 黒柳徹子/岩合光昭 |
出版社 | 朝日新聞社 |
パンダ愛好家の2人が、パンダの魅力を紹介するフォトエッセイ集。
日本パンダ保護協会の名誉会長、黒柳徹子さんのエッセイと、動物写真家として活動する岩合光昭さんの写真が楽しめます。
日本にパンダの存在が知られる以前から研究を続けていた、黒柳徹子さんのエッセイは、歴史を感じる決定版です。
両者の対談では、人気番組「徹子の部屋」のような、楽しいやり取りが伝わってきます。
パンダ愛を感じる1冊だよ。
内容
第1章 パンダの思い出
第2章 岩合光昭パンダ写真館
第3章 パンダ通対談
第4章 海を渡ったパンダたち
岩合光昭さんが撮影した、パンダのかわいい写真が見られるよ。
レビュー
パンダ通の2人が、魅力を紹介しているよ。
トミーです。
新書は発売から期間が空くと店頭で入手しにくいので、Amazonで購入しました。
ちなみに、同じ内容の文庫版も発売されています。
黒柳徹子さんのエッセイでは、自身が体験したパンダにまつわる話を、幼少期にさかのぼって丁寧に語られていました。
初めて日本にパンダが来たのは、1972年。
黒柳さんはそれ以前から、パンダに関する情報を収集していました。
1967年に、ロンドン動物園で人生初のパンダを見た際のエピソードが印象的です。
ロンドン動物園は、公園の中にある。タクシーに乗って動物園まで行かずに、公園の入り口で降りる。子供の頃からずっと大好きだったパンダ。スクラップしては、大切に研究し続けたパンダ。会いたくて、会いたくて、私は、駆け出したかった。でも、ふと思った。「慌てることはない、ゆっくり進もう」って。
(出典:「パンダ通」)
私はこの文章を読みながら、「わかる!」と思いました。
私が人生で初めて見たパンダは、上野動物園のシャンシャンでした。
観覧列に並びながら、いよいよこれから生のパンダを見ると思うと、緊張したのを覚えています。
はやる気持ちと、楽しみをとっておこうとゆっくり進みたい気持ちが混ざり合っていました。
黒柳さんのエッセイを読みながら、自分自身の体験と重ねて、パンダが持つ深い魅力を再確認できました。
パンダは多くの人を魅了する動物だよ。
そして、写真家の岩合光昭さんは、世界で初めて野生のパンダの撮影に成功したことで知られています。
本書では、岩合さんの撮影したかわいい写真が、たくさん収録されています。
パンダへの愛があふれている、読んでいて温かい気持ちになる1冊です。
まとめ
・黒柳徹子さんのエッセイ
・岩合光昭さんの写真
・2人のパンダ通による対談
・新書版と文庫版が発売中
パンダへの愛が伝わってくるよ。