じっくりとパンダの目を見たことがあるでしょうか。
黒い模様の中にある実際の目は、少しつり上がっています。
また、人間とは異なるパンダの見ている世界について、詳しく解説します。
パンダの目はつり上がっている
パンダの目ってたれ目なの?
少しつり上がっているよ。
パンダの目の周りには黒い模様があり、たれ目のような外見をしています。
しかし、模様の中にある実際のパンダの目は小さく、少しつり上がっています。
目の周りに模様がなかったら、パンダの印象は大きく異なっているでしょう。
パンダの目は小さいんだね。
色を区別している
パンダって色を見分けているのかな?
灰色か有色かを区別できるよ。
パンダは視力が悪いと考えられていましたが、2006年にジョージア工科大学がアトランタ動物園でおこなった研究で、色を区別していると判明しました。
この研究から、パンダが赤と青、または青と緑のように、色自体の違いを見分けられるかはわかりません。しかし、何かが灰色か有色かを判断できるとわかります。
(出典:ScienceDaily)
この研究からは、パンダの見ている世界は灰色一色というわけではなく、ある程度色を見分けているとわかります。
パンダは色を区別することで、食糧を探す際に新鮮な竹と枯れた竹を判別しています。
色が見えているんだね。
パンダは2色型色覚
パンダは2色型色覚だよ。
パンダは2色型色覚の動物です。
視細胞には、明暗を感じる桿体細胞と色を感じる錐体細胞があります。
錐体細胞の種類は動物によって数が異なり、それによって色覚に差が生じます。
人間は3色型色覚ですが、多くの哺乳類は2色型色覚です。
そのため、パンダは人間と比べて区別できる色が少なく、世界の見え方が異なっています。
生まれたばかりの赤ちゃんは目が見えない
生まれた時から目が見えているの?
赤ちゃんは盲目だよ。
出生時のパンダは非常に小さく、目が見えない状態です。
生後2か月ほどで目が開き始め、ようやく周囲の様子がわかるようになります。
完全に見えるようになるのは、さらに1か月後です。
2か月経ってから見え始めるのか~。
まとめ
・パンダの目はつり上がっている
・色を区別している
・パンダは2色型色覚
・赤ちゃんは目が見えない
パンダは色を区別しているよ。