パンダが腰を地面につける、特有の座り方をしているのを見たことがあるでしょうか。
このパンダ座りと呼ばれる座り方には、実は合理的な理由があります。
普段のパンダの様子から浮かんでくる、素朴な疑問に答えてみました。
パンダ座りとは
パンダは食事する際などに、お尻ではなく腰を地面につける特有の座り方をします。
これが通称、パンダ座りです。
四つん這いと違って前足が自由に使えるため、竹を食べるのに適しています。
上野動物園のリーリーはパンダ座りが苦手で、寝転がりながら食事することもしばしば。
トミー
腰を地面につけるパンダ特有の座り方だよ。
しっぽで臭腺を隠している
パンダ座りをする際に、しっぽが前に出ていることに注目してみましょう。
この座り方には、しっぽで肛門付近にある臭腺を隠す役割があります。
パンダは繁殖期になると、臭腺から出る分泌液をマーキングして、ほかの個体に自分の存在を知らせます。
パンダにとって臭腺を地面につけるのは、自分の居場所を知らせる行為。
マーキングする時以外は、天敵に居場所を知られないために、しっぽで臭腺を隠す座り方をしています。
エマ
パンダ座りをするのは、臭腺を隠すためなんだね。
まとめ
・お尻ではなく腰を地面につける
・しっぽが前に出る
・しっぽで臭腺を隠している
・天敵に居場所を知られないため
トミー
パンダの座り方に注目してみよう!